名だたるエンジニアたちが使用するプロ御用達のケンジントン(Kensington)のトラックボール と、Apple Magic Trackpad 2を比較して、目的別にご紹介いたします。
Kensingtonトラックボール のメリット/デメリット
<メリット> スピード感溢れる操作性では、断然ケンジントンのトラックボールです(数日〜1週間くらいは慣れが必要です)。特に、カーソルの移動の速さと、細かいポインティングにおいて、右に出るデバイスは、ありません。また、専用の無償ソフトウェア「 KensingtonWorks for Mac 」をインストールすれば、お使いの様々なアプリケーション毎に、ボタン操作を設定できます(非常に便利)。嬉しい左右両利き対応です(私は右手で鍵盤やペンを使うことが多いため、左手で使いやすいポインティングデバイスが必須となっています)。
<デメリット> 手汗の激しい方には、時々ボールを外して拭くことが必要です。ボールの付け外しは、ボールを外す/置くだけですが、多少面倒です。
Apple Magic Trackpad 2のメリット/デメリット
<メリット> 「 Apple Magic Trackpad 2 」は、お洒落感があって、まったり優雅に操作したい方に適します。また、Mac OS特有のタップ、スワイプ、ピンチ、スマートズーム、拡大/縮小などの、Multi-Touch ジェスチャを使うことができるのも魅力です。嬉しい左右両利き対応です。
<デメリット> 細かい操作を素早く繰り返し行うことは困難です。また、手汗の激しい方には、パッド面を時々ハンカチ等で拭くことが必要です。手汗でポインティングができなくなることもありますので、多少面倒です。
Apple Magic Trackpad 2とApple Magic Mouse 2の違い
「 Apple Magic Trackpad 2 」に出来て、「Apple Magic Mouse 2」には出来ない機能(Mac OSの仕様に準ずる)としては「タップでクリック」や「3本指でドラッグ」が、あります。
- 「タップでクリック」は、1本指で軽く触れるだけでクリックできますので、力感なく作業できます。
- 「3本指でドラッグ」は、「パッド面に3本指で触れて、そのまま左右に動かすだけ」でドラッグできます。
特に、ドラッグ&ドロップを繰り返し行うような場合、「Apple Magic Mouse 2 」ですと、クリックを維持したままマウスを動かす必要がありましたので、指や手首周りに力を入れ続ける必要があり、疲労が溜まる動作でした。
しかし、「 Apple Magic Trackpad 2 」では、脱力して作業できますので、すぐに解消できます。但し、動作が緩やかでお洒落になるので、サクサクと「ドラッグ&ドロップ」を繰り返すような、スピーディーな作業には適していません。
【大画面で、大胆かつ繊細にカーソルを動かしたい方】
「ケンジントン ExpertMouse 64325A(有線)」がイチ推しです。
仕事用には、Bluetoothの不具合とは無縁で、電池交換なども必要ない、有線接続を推します。
移動がある方は、無線の「Kensington ExpertMouse K72359JP」をどうぞ。
ケンジントンには、大小様々なトラックボール がありますが、デスクトップで腰を据えた仕事を行うなら「ExpertMouse」が一番です。
モバイル向けなら選択肢が広がりますので、一応ご紹介しておきますね。
【まったりリラックスして、お洒落に作業したい方】
唯一無二の存在である「 Apple Magic Trackpad 2 」が、あなたのベストパートナーになるでしょう。
「急いでも慌てても仕方ない。落ち着いて良質な仕事を。」と、語りかけてくるような優雅な操作感が魅力です。
【結論(最強)】
カーソルの操作をケンジントンのトラックボール(デスクトップなら「ExpertMouse 」)で行いつつ、「 Apple Magic Trackpad 2 」をMulti-Touch ジェスチャ専用機として併用するのが最強です。