Mac Pro (mid2012-2009)に、USB3.1を2ポート追加する方法をご案内いたします。
純正ではUSBポートが5つ装備されていますが、仕様がUSB2.0のため、転送速度が遅いことが難点です。
これを解決し、転送速度を速くして、最新機器の性能を享受できるのが、今回ご案内する方法です。
記事中のPCI Expressカードを挿すだけで、Mac Pro(mid2012-2009)に、USB3.1 Gen2を2ポート追加できます。
USBの規格について
Mac Pro(mid2012-2009)に最初から搭載されているUSBポートは、一般に広く普及しているUSB2.0の規格です。
このUSB2.0と同じ使い勝手のまま、転送速度が速くなったものが、USB3.0、そして今回紹介するUSB3.1(Gen2)です。
転送速度を大まかに比較するとUSB2.0の約10倍がUSB3.0、USB3.0の約2倍がUSB3.1(Gen2)です。
今回紹介するUSB3.1(Gen2)では、データをコピーする際の待ち時間や、大容量ファイルを読み込む時のストレスが、純正のUSB2.0と比較して、大幅に軽減されることが期待できますね。
なお、USB3.1の差込口の形状には種類があり、長方形のTypeAと、小さい角丸のTypeCが、現在の主流です。
差込口の形状が異なる2つのカードをご紹介しておきますので、ご利用の機器にあったカードをお選びいただければと思います。
Mac OS対応USB3.1(Gen2)カード
1)高速のTypeCが2つのカード(オススメ!)
Ableconn PU31-2C-2 USB 3.1 Gen 2 (10 Gbps)
2)汎用性の高いTypeAと高速のTypeCが1つずつのカード
Ableconn PU31-1A1C USB 3.1 Gen 2 (10 Gbps)
なお、1)と2)では、チップセットの世代が違います。1はASMedia ASM2142、2はASMedia ASM1142採用ですので、特にこだわりがなければ1の方が速いのでオススメです。お馴染みの四角いUSB端子のまま使いたい場合は2ですね。
*対応するmacOSは10.9-10.13ですが、OS X 10.11(El Capitan)には、いずれも非対応です。10.9-10.10.xでは、USB 3.0として動作します。よってmacOS 10.12.6(Sierraの最終版)または10.13.16(High Sierra)を推奨します。